EVOとTOMIXで武蔵野線の103系を作る その3
前回はサフを吹いたところまで紹介しましたが、いよいよ本塗装に入ります。
いきなりですが、車体塗装後にすぐに組み立てできるように屋根を完成させてます。
屋根色はGM35番ダークグレーにフラットベースを添加したものを吹き付け、
クーラーやベンチレーターはブラックサーフェイサーで下地を作ったうえで、
FMODELSのねずみ色1号で塗装してますが、少し暗くなってしまいました。
その他屋根配管などをエナメル塗料で塗り分けています。
車体に朱色1号を吹き付けました。
GMやFMODELSの色がイマイチだと感じたので、調合しておいた塗料を使用しています。
こちらは前面窓下の飾り帯やステンレスのクツズリを塗装した状態。
いずれもGM8番銀色をマスキングして吹き付けています。
通路扉は更新車のみ銀色で、それ以外は淡緑色をしてるので、クレオス城カラーの畳色で表現しました。
さらにインレタ貼りや色挿しをしていきます。
Hゴムは府中本町側のクハ(左)と東京側のクハ(右)で異なる色を表現。
白ゴムはGM灰色9号を、黒ゴムはガイアのフラットブラックを、いずれもリターダーマイルドで薄めてゆるくして筆で塗ってます。
前面の一番のポイントは、90年代前半に見られた「8CARS」ステッカー。
最近までコレという製品がありませんでしたが、昨年のJNMA2015でトレジャータウンから
「TTL806-49 山手・武蔵野線両数表示」という製品が販売されました。
今回の作例はこのインレタを使いたかったという意味も兼ねています。
側面関係のレタリングはほとんどくろま屋のものを使用しました。
所属表記は東トタが含まれるインレタを使用しています。
弱冷房車ステッカーも利用しました。
車番は武蔵野線関連の物がそろそろ欲しいですね…。
こちらはTOMIXベースのクハですが、時代設定が94年なので、優先座席表示ではなくシルバーシートです。
トレジャータウンのシルバーシートインレタを使用しています。
行先幕は上から貼らずにステッカーを台紙のまま切り抜き、裏側からセロテープで止めています。
少し前後しましたが、ガイアのセミグロスクリアーで表面保護をした後に、
扉の戸当りゴムに色入れしてあります。
戸当りゴムはいずれもタミヤのエナメル塗料で、フラットブラックとスカイグレーを適宜薄めて使用しました。
はみ出た箇所は綿棒で拭き取ればよいので楽です。
レタリングや色挿しも終わり、いよいよ屋根や窓ガラスなどを車体に合わせていきます。
扉を交換したユニット(モハ103-139・モハ102-258)だけはドア部分に裏から
GMの板キットなどで用いられる塩ビのガラス板を貼り付けてます。
それ以外の車輌はそのままガラスをはめて終わりです。
少々長くなったので次回を完成編とします。
つづく。